人間関係に苦手意識がありました。
国際ブレインアップデート協会会長田仲真治先生主催の講座を学んだことで、その認識がひっくり返っていきました。
全て私の勘違いだったということが次々わかってきました。
嫌い、苦手と思ってきた人。
でもそれは、私が偏った認識で見ていたからでした。
過去に囚われ、今にいない状態でした。
自分がニュートラルに整った時、あの人たちは愛しかありませんでした。
ここに、それぞれの人にどのような偏りの認識をもっていたのか、
そして、どのように思えるようになったのかを書きます。
感謝、ありがとうの手紙です。
以前の職場の先輩方へ
私は、大学で小学校の教員免許を取得し、1年間の教育実習と、3年間の小学校での勤務を経験しました。
その1年1年、関わって下さった方々に、私はことごとく苦手意識を残してきてしまいました。
うまくできない自分に、疲れてしまい、体調を崩しがちでした。
しかし、ブレインアップデートを学び、自分の認識のずれに気がついていくと、周りの人たちの愛情に気がつくことができました。
怒りの感情や、自分が正しい、相手が間違っているという認識を手放すことができました。
感謝できない自分に苦しんでいたので、感謝できるようになってほっとしています。
H先生へ
H先生はとても厳しくて、私は声をかけられることに怯えていました。
H先生には、教育実習生の時にお世話になりました。
授業を見て下さったあとは、校長室で指導して下さったのですが、ビシッビシッという的確な物言いに、言葉を返すことができずにいました。
しかし、今思えば、私たちは実習生という立場なのですから、言葉を返すなど考えず、ただ素直に「はい」と指導を聞ければよかったのだと思います。
自分の理想や、自分のやり方などは、現場で実際に子供たちを相手にされている先生方にとっては現実的でないものだったと思います。
それに気づかず、「自分のやり方」に固執していたのだと思います。
「守破離」という考え方を学びました。
まず徹底的に指導通りやってみる。
それができるようになってから、自分でやってみたかったことに挑戦していく。
それがいい授業ができるようになる近道だったと思います。
H先生のご指導を思い返すと、あの時はちゃんと理解していませんでしたが、全て基本的なことでしたし、難しいことではなかったと思います。しかし、どれも大切なことだったと思います。
H先生は、嫌われることを恐れず、誰にでも言うべきことを言われていたのだと思います。
あの時はただ怖がっていました。
とてもありがたい存在の方にご指導していただいていたのだなと、今は感謝できるようになりました。
また、自分の授業や板書をビデオに撮って反省会をするようご指導された時、私は時間が取れないと言って取り組みませんでした。
しかし、実習生のうちにそうやって自分の立ちいふるまいや声について知ることが、現場に出た時役に立つと、今なら分かります。あの時は、面倒くさい、恥ずかしいと、反発してしまっていました。ごめんなさい。
これから新しいことを学んでいく機会があると思います。
素敵な先生に出会った時、今度は反発したり怯えたりせず、学べると思います。
あの時は「怖い先生」と思っていました。ごめんなさい。
今は「素敵な先生」と思えるようになりました。
感謝いたします。
ありがとうございました。
I先生へ
私が理科の担当として配属され、先生も理科が専門ということで、毎回授業を見にきて下さっていました。
私はそれが苦痛でした。
私は、「なんとかなるさ」精神で、いつもきちんと準備することなく始めてしまっていたのです。
きちんと時間をかけて授業を研究して、流れや資料を準備するべきです。
しかし、子供たちには本当に申し訳なかったのですが、直前にちょろちょろっと考えるだけで授業を始めてしまうところがありました。
I先生がご指導に入って下さるようになってからは、そんなごまかしは通用しなくなり、私は渋々計画書を作成するようになりました。
I先生は、毎回授業の後、あそこはこういう流れはどうだったかな?など、本当に丁寧にご指導下さりました。
しかし私は、「私のやり方と違う」と、また反発していたと思います。
子供たちにきちんと考えさせ、学ばせるということに重点を置けておらず、自分を通すとこを考えていたのだと思います。
しっかり時間をかけて、自分の授業を磨く努力を積むべきで、そのためのご指導をとても丁寧にして下さっていました。
自分のやり方に固執すること、面倒くさがって近道を通ろうとすること。
こうやって、私は自分の首を絞めていたのだと思います。
周りの先生方は、私を伸ばそうと、本当に丁寧に関わって下さっていました。
その時はそう思えず、嫌い、怖い、面倒くさいと、文句ばかり言ってしまっていました。
I先生、あの時はごめんなさい。
ご丁寧なご指導、感謝できるようになりました。
ありがとうございました。
S先生へ
私が初任の時にお世話になりました。
教職についてから、子供たちに授業する以外に、職員室での仕事がたくさんありました。
書類を期限内に提出しなければならないこと。
行事の計画をチームで立てていくこと。
それぞれが役割をもって、学校は回っていました。
しかし、面倒くさがりでちゃんと準備できない私は、仕事も遅く、よく期限ギリギリでお尻を叩かれていました。
ある日、体調が悪かった時、少し早めに帰って病院に行こうと思いました。
しかし「あの書類の提出が今日までになっているから、出してから帰ってね。」と言われました。
私は、「なんて酷いことを言うのだろう」と思いました。
今思えば、もっと早く取り掛かっていればよかったのは自分だし、S先生としては取りまとめて次に提出しなければならないので、むしろ声をかけていただいてありがたいと思うべきです。
しかしあの時の私は、感謝ができませんでした。
厳しくて、酷い人と、私はすぐ相手を悪者にしてしまっていました。
しかし誰も悪くはないのです。
私のわがままで、人のせいにして、自分を反省しなかっただけなのです。
S先生、あの時はごめんなさい。
今なら先生の言われたことに感謝できます。
ありがとうございました。
H先生へ
私の指導教官として、1年間お世話になりました。
私は、H先生の授業のやり方や、成績の付け方、他の先生との関わり方で、好きになれないとずっと感じていました。
私は完璧主義にきちんとやりたいと思ってしまい、最初に時間をかけすぎてしまい、結局最後まで準備が終わらなくなってしまていました。
面倒くさがりのくせに、そういう感覚もあるから、いつも自分で自分を苦しめてしまっていました。
H先生は、そんな私から見て、とっても適当で、いい加減に見えました。
「こんな感じでいっかな〜」「ま、いいでしょ」
こんな独り言を聞くのが本当に嫌でした。
ちゃんとやらなきゃ、子供が可哀想でしょ!と思っていました。
しかし、私だって準備が追いついていないのだから、人のことなど言えないし、むしろH先生はそうやって自分のペースでしっかりキャリアを積んできていたのです。
そのことにリスペクトも何もなく、ただ嫌っていました。
H先生は人当たりが良く、私は甘えて、思ったことをぶつけてしまっていました。
そして、怒られていました。
人を否定して、自分が正しい、あの人が間違っている、と、誰にでも思って見てしまっていたのだと思います。
でも自分でも理想通りになんてできていない。
今思えば、まず自分の理想は置いておいて、教えて下さっている方がキャリアの上に指導して下っているのだから、否定せず、素直に聞くべきだったと思います。
そしてそういうやり方も自分の中で経験してから、少しずつ自分のやり方を試していく。
そうやって指導力を上げていければよかったのだと思います。
H先生、あの時は失礼なことを言ってしまい、ごめんなさい。
今なら先生のやり方も素直に受け入れて自分を高める方に生かしていけます。
感謝できるようになりました。
ありがとうございました。
S先生へ
異動先の校長先生でした。
「あなたの色を出してね。」
あの時はこの言葉の意味がわかりませんでした。
私は、異動前の学校で、みんなが敵だと思ってしまっていたので、縮こまっていたように見えたのかもしれません。
S先生にそう言われて、私は「いいんですか?」と答えてしまいました。
私のやり方ではダメだとみんなに言われていたと思い込んでいたのです。
だから、教え方の「正解」を探していました。
どう教えればうまくいくんだろう。
どう仕事をしていけばみんなと仲良くやっていけるんだろう。
それがわからなくなっていました。
だから、S先生にそう言っていただいて、ほっとしたし、嬉しかったです。
でも結局、近道しようとするところは変わらないし、なんとかなるさ精神も変わっていなかったので、相変わらず仕事をするのに苦労していました。
コツコツ積み上げる、一つ一つ準備する。
そういうことが苦手でした。
楽しようとしたり、そうかと思えば完璧主義が出て最後まで終わらなくなってしまったり。
自分のそういう特徴を把握して、周りが言ってくれることを素直に受け入れていれば、だんだん要領を掴んでくる頃だったかもしれません。
しかし私は、あの人が悪い、あの人が間違っている、私ならできるはず、なんて思ってしまっていました。
今では、できないことはできないと認め、人から学ぶ。
できる範囲でコツコツ積み上げる。
近道しない。
楽しようとしない。
でも無理もしない。
そうやって、素直に自分を自分で認め、周りに教わっていくべきでした。
あの時は気づきませんでした。
見えていませんでした。
今、S先生の言葉を思い返しています。
私の色を出すには、基礎を身につけるべきでしたね。
人をジャッジしている場合ではなかったです。
今になってわかりました。
ありがとうございました。
H先生へ
私が最後にお世話になった先生です。
一緒に組ませていただきました。
H先生は、とても丁寧に授業の準備をされ、子供たちへの愛情に満ちた、素敵な先生でした。
しかし私は、また、H先生のやり方を否定し、受け入れられずにいました。
H先生は、子供たちに「やり方を教える」という指導法を大事にされていました。
私は「自分で失敗しながらやり方を見つけていく」という指導法に憧れを抱いていました。
H先生は、それは、学校では人数も多いから難しい。家庭で行うこと。学校は、子供たちが社会に出たときに、学校で習ったことを使って生きていけるように、その引き出しを増やしてあげるところだと思う。と話して下さいました。
私は、それも納得できました。
しかし、自分があらゆることの準備を丁寧にできないことを棚に上げ、丁寧に準備しすぎては子供のためにならないなんて考えていました。
そんな私に、H先生は、「子供たちに考えさせてもいいと思うけど、そうだとしてもこちらの準備としてはしっかり考えておくべきだと思う」と、私を否定せず、アドバイスして下さいました。
私は自分の面倒くさがりで、結局きちんと準備することができませんでした。
一緒に授業を進める時には、私の準備不足で大変迷惑をかけてしまいました。
それなのに私は、自分を反省することもせず、一緒だとやりにくいなんて文句を言っていました。
やり方が合わない。
自分ができないことができている人を、素直に認めることができない。
自分も素直に学べていたら、1年間で力もついたと思います。
反発ばかりして、自分のやり方なんて言って、結局行き当たりばったりでなんとかやり過ごした、という1年間でした。
子供たちにも迷惑をかけてしまっていました。
先生がいつも振り回すから、いつもドタバタ、落ち着いて学べただろうか。
今は反省しかありません。
嫌っていたのではなく、自分にできないということを、自分が認めるべきでした。
素直に学ぶべきでした。
今、そう思えたことによって、これからは、先に歩んでいる人に素直に学ぼうと思えます。
自分の理想があってもいい。
自分に苦手があってもいい。
自分の嫌いなやり方と思ってもいい。
でもまずは素直に学んでみようと思います。
あの時は本当にごめんなさい。
今こうして吐き出せて、ほっとしています。
心配をかけてしまいました。ごめんなさい。
今は感謝を伝えられます。
ありがとうございました。
ブレインアップデートで学んだこと
物事には陰陽両面があります。
ずっと人間関係に苦しんできた分、そこからの学びも大きいのだと思います。
人をジャッジし、自分を反省してこなかった自分。
ありのままの自分を認められず、ハッタリで乗り越えようとしてきた自分。
できないことがあってもいい。苦手なことがあってもいい。それでも自分が選んだ道の上にいるなら、一つ一つ積み上げて力をつけていく。
人から素直に学ぶ。
自分と違う考えも受け入れてみる。
色々なことに気がつきました。
この機会に感謝です。
この学びをした自分にありがとう。
教えて下さった先輩方、ありがとうございました。
関わって下さった全ての方に感謝できます。
今は、自分の子育てのステージに立っています。
子育てでも同じようなパターンが出ていたと思います。
そっくりそのまま反省を当てはめられますね。
学びをこれからに生かしましょう。
ここまでお読みいただきましたありがとうございました。
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