焦ると相剋サイクルに
一歩一歩味わって、相生サイクルで
息子のバスケの試合に来ています。
息子は3年生なので、まだゲームにはあまり出ません。応援を一生懸命しています。
さて、見ながら思い出したこと。
高学年のチームメイト。少し前までは動きが硬かったのに、今日はとってもいい動きをしています。背も伸びて、体格もがっしりしてきたように見えました。
その子は、動きは雑だけど、大きいからシュートを打てば結構入っています。
私は、「あの子動きがすごく良くなったね!大きくなったし、練習すればもっと良くなるね!」と旦那に話しました。
旦那はバスケ経験者で今でも大好き。
これを聞いた旦那は「あの子この前、『俺は20点入れたんだ〜』って喜んでいたんだけど、何点入れたかじゃない。結果チームは負けたんだよ。だから、チームとして勝つってことを考えられるようになると良いと思うんだ。」と言いました。
私はこれを聞いて、自分の幼少期の経験を思い出しました。
私はエレクトーンの練習をずっと頑張ってきました。でも、やってもやっても親や先生からは、
「良く頑張ったね」
「こんなにできるようになったね」
ではなく
「もっとこうやって」
「次はこれ」
と、次々上の目標を提示されていた気がします。
やってもやっても褒めてもらえない、というか、私はまだまだなんだ、もっとやらなきゃ、みたいに思っていたような気がします。
(実際は褒めてもくれていたかもしれませんが、都合悪いことは忘れているかもしれません笑)
また、常に自分より上手な人を見て、
「あの人はあんな曲弾いてる」
「あの人はあんなふうに体全体で表現して弾いてる」
と、どんどん高い目標を提示してくれていた気がします。
これが、一言
「前回よりうまくなったね!次は〜」
とか
「この曲弾けるようになって成長したね!もっとやってみたい?」
みたいに、
『今』を認めてもらうワンクッションがあったら、私の受け取り方も違ったかなと思いました。
(そう言ってくれていたのかな?私が受け取れていなかったのかも。)
このときは、
「私はまだまだだめなんだ」
「もっともっと上を目指さなきゃ」
という焦りが常にあった気がします。
ブレインアップデートで「相剋サイクル」「相生サイクル」を習いました。
焦って、今を味わわないで進めると、相剋サイクル、つまり悪循環サイクルになってしまいます。
今のままじゃだめ→もっと早くやらないと→よく納得できないまま→だんだん罪悪感が出てきて→それが怒りに変わっていき→情熱が失われ…
これが相剋サイクルです。
陰陽五行の木火土金水を、一つ飛ばしに回す、というものです。
これを、一歩一歩、味わいながら、ゆっくり進めていくと
今日練習できたことを褒める→成長を喜ぶ→自分が成長できたことを自分で認める→次への意欲が湧いてくる→また練習する→また練習できたことを褒め、喜ぶ→課題を見つけて向き合う→課題に意欲的に向き合う→その成長も喜ぶ…
こんなふうに、一つ一つ、自分を認め、受け止め、褒めながら進めれば、自然と次への成長の意欲が湧いてくる。
これが相生サイクル、つまり好循環サイクルです。
早く進めようと焦って相剋サイクルになってしまうより。
じっくりゆっくり相生サイクルで進めれば。
着実に自分なりに成長できます。
今日のバスケの試合を見ていて旦那と話したことで、これを思い出しました。
旦那とこの話しをしました。
「あの子が、少し前までの動きから比べてとっても良くなっているのは事実。まずはそれを喜んでいる本人を褒めてあげていいんじゃないかな。そうすれば、『俺もっとやれるかも!』って意欲的になって、さらに次からは高い視点で練習できるかもしれないよ。」
と話しました。
旦那も、私の経験を知ってくれているので、納得して聞いてくれていました。
周りは期待から色んなアドバイスをします。
受け取る側がそれを、焦りで捉えると、相剋サイクルが始まってしまいます。
受け取る側が、認めてもらえた、という喜びで受け止められたら、相生サイクルで伸びていきますね。
そのことを意識しながら声掛けしたいなと思いました。
コメント
コメント一覧 (2件)
美那ちゃんに説明していただくと、相生と相剋がよくわかります。
いつかBUの研修のコーチをしていただきたいほどです。
お子さんたちものびのびしてますね。家族総出でバスケの応援に出かけられるとは、なんと素晴らしい家族かと思いました。
私も今日一日、ベストを尽くしていろいろとしています。まだまだ今日もやることが満載です。
やるべき」というmustは使うのをやめます。つい「べき」を使いたくなるのを我が辞書から削除しますね。
丸ちゃん、コメント嬉しいです、ありがとうございます!
一緒に相剋サイクルや相生サイクルについてお話ししましょう^^