子供への言葉がけ
私が普段子供にかけている言葉がけが、
- 否定
- 命令
ばかりになっていることに気付きました。
具体的には
- 宿題やりなさい
- 洗濯物を片付けなさい
- お箸を正しく持ちなさい
- それは触っちゃダメ
- 危ないからやめなさい
ブレインアップデートの講座の中で、「問題に焦点を当てる」のではなく、「望む未来に焦点を当てる」ということを学びました。
私が子供にかけている言葉がけでは、子供にどうなってほしいと思っているのか、私の望む未来が伝わっていない!
と、衝撃でした。
アドラー流子育てを学ぶ
子供たちにどうなってもらいたいのか。
- 自分のことは自分でできる人になってほしい。(自律)
- 礼儀正しく、気持ち良い人付き合いができる人になってほしい。
- 健康で安全に育ってほしい。
そういう思いを伝えよう。
そういう思いが伝わる言葉をかけよう。
そんな話を、今受講しているブレインアップデート講座の仲間と話していました。
すると、「アドラー流子育て」という本を紹介していただきました。
そこで知った衝撃の考え方があったので紹介します。
適切な行動、不適切な行動
アドラー流の考え方の特徴の一つに、この言葉があります。
子供がとる行動はこの二つに分けられます。
- 適切な行動
- 不適切な行動
違いはなんでしょう?
私は、
- 適切=良いこと
(お手伝いをするなど) - 不適切=悪いこと
(悪戯をするなど)
かな?と思いましたが、違いました。
- 適切な行動=不適切な行動以外の全ての行動
では、不適切な行動を知りましょう。
- 不適切な行動=注目を引くことが目的の行動
賞賛されることが目的の行動
つまり、悪戯をするとか、喧嘩をするとか、そういう悪いことをすることではなく、人目を気にして行っている行動が、「不適切な行動」だというのです。
子供たちを見ていると、自発的に楽しんで行動していることは、適切な行動。
親から褒めてもらうためにお手伝いをしているというのが、不適切な行動、だということになります。
あらら。私の認識はだいぶ違いました。
しかも、これを聞いて思ったのは、私の方が人目を気にした「不適切な行動」をとっていることが多いということでした。
- 人から認められる子育てをするために、良い子を育てたい。
- 子供が人から褒められると私が人から認められる。
- 良いお母さんと言われるために、良い子を育てたい。
極端にいうと、こう思ってしている子育てが、私の「不適切な子育て」ということでしょう。
それでは、私の「適切な子育て」とは、どのようなものでしょう。
- 私が「楽しい」と思うこと
- 私が「可愛い」と思うこと
- 私が「嬉しい」と思うこと
それを子供たちに伝えることでしょうか。
これを、冒頭の子供への言葉がけに応用するとどうなるのか。
- 宿題やりなさい
→宿題をやってくれるとママは安心できるな。 - 洗濯物を片付けなさい
→片付けてもらえると部屋が綺麗になってママは気持ちいいの。 - お箸を正しく持ちなさい
→食事のマナーが正しいと気持ちよく一緒に食事できて嬉しいな。 - それは触っちゃダメ
→これはママの大切なものだから、大事に使ってもらえるとママが助かるな。 - 危ないからやめなさい
→あなたが安全に遊んでくれるとママが安心できるの。
このような言い換えになるかなと思いました。
子供に、命令したり禁止したりという「縦の関係」での言葉がけではなく、
「安心できる」とか「嬉しい」という、気持ちを伝える「横の関係」になることがわかりました。
しかし、「あなたが宿題をやってくれるとママが安心できる」
と言い換えて思ったことは、
「私の安心のために子供が宿題をやるのかな?」ということです。
ここからは、アドラー流子育ての「課題の分離」という考え方になるかなと思いますので、別記事で考察したいと思います。
今日は、
適切な行動
不適切な行動
についてのまとめでした。
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