ブレインアップデートで、「着ぐるみセッション」という動画を見ました。
テレビ番組や、そこに出ていたある人物の真似をしてしまっている、というものです。
歌の世界観を着ている、ということもあります。
アニメのキャラクターを着ていることもあります。
テレビドラマの登場人物のこともあります。
実在の人物の場合もあると思います。
憧れから着る場合が多いのかなと思いました。
自分が抑圧されていた時は、いいなあ、こんなふうになりたいなあ、と思っているうちに、なりきってしまうということもあると思いました。
また、一人の人間が、一つのキャラクターを着ているというわけではなく、何人ものキャラクターを着ているようです。
私は、以前、アンパンマンやセーラームーンのように、正義のヒーローになりきって演じている状態だったということを見つけました。
悪者を倒すのがかっこいいというか、そういうもの、と思い込んでいました。
ブレインアップデートを勉強してから、善と悪、良い悪いは完全に切って切り離せるものではないということがわかりました。
だから、子供の頃の価値観を、脱ぎました。
正義を振り翳して人と戦っていたということがわかりました。
人それぞれの価値の優先順位が違うから、正義の定義も違う。
相手を理解しようとすること。
自分も相手も認めること。
そんなふうに、この着ぐるみを脱いで、思いました。
最近、この着ぐるみセッションの動画を見て、ブレインアップデートの受講生同士の間で、自分は何を着ていたのかという話をしていました。
年齢層が様々な受講生同士。
歌の『神田川』の世界観を着ていた先生。
アタックナンバーワン
エースをねらえ
巨人の星
周梨槃特(釈迦弟子の一人)
スーパーマン
村上春樹
徳永英明
大ちゃん音頭
電線音頭
良い子悪い子普通の子
三丁目の夕日
寅さん
これらを聞いて、私が知らないものはyoutubeで見てみました。
着ぐるみとして着るくらいだから、それぞれ素敵で、見ていて新鮮で面白かったです。
それらをシェアして下さった方らしいなと思いました。
着ぐるみを着ることが悪いということではありません。
その時は、それがかっこいいと思ったし、その着ぐるみを着てなりきることで、勇気が湧いたり元気が出たりしていたのだと思います。
自分がたとえば、その時より成長して、次のステージに進もうと思った時には、その着ぐるみはもう合わなくなっているので、脱いで新しいものと取り替えてみよう、ということです。
今の自分が憧れる人の着ぐるみを着てみる。
イメージング、周波数を合わせる。
そうやって、自分をステップアップさせていけたら良いと思います。
ところで。
寅さんを見ていて、私の両親のようだなと思いました。
寅さんの口調が父親みたいだなと思いました。
お団子屋さんのおじちゃんが、寅さんに、「バカだね、バカだね〜」って言っているのが、私の母親が父親によく言っていた口調だなと思いました。
そういえば子供の頃、両親が寅さんのシーンを真似して話していたのも聞いたなと思いました。
着ぐるみとして着ていたのか、ただ真似していたのかわからないけれど、今回寅さんを初めて見て、両親があの時思い浮かべていた景色を理解できました。
(NetflixやYouTubeに感謝です)
私が子供の頃、両親に話しかけても、なんだか真面目に取り合ってくれないと不満を抱いてきました。
寅さんの世界観を見て、あの頃の自分は全然こんなつもりではなかったから、噛み合っていなかったということがよくわかりました。
私の言葉で、両親はこの世界観を思い浮かべていた。
だから、子供の私には、両親が「今の私を見てくれていない」と感じたのだと思います。
私の子供の頃の欠乏感を理解できたと思います。
そして今の子供達に同じことをしないように、ということも思えました。
両親は同じドラマを思い浮かべて楽しそうに思い出を共有していました。
それは全然悪くないと、今では思います。
子供の時は不満でしかなかった。
今になって、理解できて、感謝です。
コメント