佐藤美那
4人の子育てをしながら、農業をしていました。日々のイライラNI耐えるのが苦しくなり、ブレインアップデートを学びました。脳と心と体をアップデートしたことで、日々イライラを手放すことができるようになりました。
今は、大好きな動物の勉強も始めることができ、アニマルコミュニケーションもできるようになりました。
このブログでは、イライラを手放して楽しく生きられるようになってきた私の方法を記録しています。

私がアンパンマンになろうとしていたから、バイキンマンが現れてくれていた

私がアンパンマンになろうとしていたから、 バイキンマンが現れてくれていた

アンパンマンは、バイキンマンがいてくれるから、正義のヒーローになれる。

私は、アンパンマンをやろうとしていたから、息子がバイキンマンになってくれていた。

目次

息子のことが理解できない

私は息子のことが理解できず悩んでいました。

優しい子になってもらいたいのに、何だか、意地悪をする。

意地悪して、ニヤニヤ笑っている。

なんで?何が楽しいの?

私は息子のすることをずっと怒っていた。

でも、なぜか息子は楽しそう。

意地悪をやめようとしない。

私は、息子が私に何かを気づかせようとしてくれているのかも、と思うようになりました。

息子は私に何かを気づかせようとしてくれている

何を気づかせようとしてくれているのだろう?

8年間、ずっと考えてきて、全然気づかなかったこと。

その答えが、今日わかった。

「私が、アンパンマンになろうとしていたからだ。」

私は、正義が絶対という考えをもっていたと思う。

  • 意地悪はしちゃいけない。
  • 人には優しくしなければいけない。
  • 暴力はいけない。
  • 虫は殺してはいけない。
  • 人は叩いてはいけない。
  • ありがとうやごめんなさいが言える人にならなければならない。
  • 子育てを上手にしたい。
  • いい子を育てたい。

こういう考えは、悪いことではないと思う。
私はこういうことはしない。
でも息子はこれに反する。

例えば、私が息子の行動で困っていたこと。

息子が赤ちゃんの時、おばあちゃんがあやしてくれていました。
おばあちゃんがおもちゃを手渡してくれるけど、息子はそれを遠くへ放り投げる。
おばあちゃんが、あらあらと言って取りに行く。
また手渡すと、また遠くへ投げる。
私は、せっかくおもちゃを取ってきてくれたのだから、それで遊んでよ、と思った。

私の姉が、赤ちゃんの息子を抱っこしてくれた時。
息子は髪の毛を引っ張った。
姉は痛がった。
息子は笑って、もっと引っ張る。
私は、痛がってるのに、なんでもっとやるの?と思った。

この時私は息子に
「ダメでしょ!困っているでしょ!やめなさい!ごめんなさいって言いなさい!」
と言って聞かせた。

意地悪をする息子を、教育しなければいけないと思った。

でも息子は全くごめんなさいを言わなかった。
意地悪も全然やめない。

私は、人に意地悪をしてはいけないこと、痛いことをしてしまったらごめんなさいを言わなければならないことを懇々と言って聞かせ続けた。

アンパンマンにはバイキンマンが必要

この時、私が「アンパンマン」になるために、息子が「バイキンマン」をやってくれていたとしたら。

アンパンマンは、バイキンマンが意地悪をしてくれるから、パンチをしてヒーローになれる。

息子が悪さをしてくれたことで、私がおばあちゃんや姉の前で、「いいお母さん」を演じることができた。

子供にごめんなさいを言うように躾をするいいお母さん。
子供に意地悪はいけないことだと教えるいいお母さん。
その姿をおばあちゃんや姉に見せることができた。

その時はそんなことに全く気づきませんでした。
ただただイライラしていました。
息子が思い通りのいい子になってくれないことに。

まさか、息子が私をアンパンマンにしてくれるためにしてくれていたなんて。
しかも、赤ちゃんの頃から。

空から決めてきたのでしょうか。
ママの役に立つって。
その方法がこれだって…。

最近の話。
息子がきょうだい喧嘩をすることに悩んでいる。
弟や妹に、兄がちょっかいを出す。
その力が強すぎるので、弟や妹がいつも泣いてママに助けを求めにくる。

私は、息子はどうして優しくできないのだろうと悩んでいました。

でもこれも、私がアンパンマンをやりたがっていたのだとしたら。
息子がバイキンマンをやってくれていたのだとしたら。

バイキンマンの息子が弟や妹をいじめてくれることで、
アンパンマンの私が弟妹をよしよししてあげて、「優しいお母さん」を演じることができている。

教育ができるいいお母さん。
優しく寄り添えるいいお母さん。

これを私が求めている限り…
息子はバイキンマンをやり続けてくれることになる。

息子は、とても優しいのです。
私のために、よく動いてくれます。
麦茶も入れてくれます。
泣けばティッシュを持ってきてくれます。

それなのに意地悪や理解不能な行動をする。

でも。
理由がわかりました。

優しすぎたのですね。
私のために、自らバイキンマンにだってなれる。

私の「正義」を果たすために。
自分が悪者になって、ママの願いを叶え続けてくれていた。

ありがとう。

ごめんね。

このことに気づいたのは、ある実験をしたから

実は、この8歳の息子が、10ヶ月の赤ちゃんをあやしてくれていた時のこと。
遊んであげてくれているのだけれど、力が強くて、赤ちゃんが泣き出してしまったのです。
私は、息子を理解したくて、息子の真似をして、赤ちゃんを叩いてみました。

驚く息子。
息子にとっては、赤ちゃんを叩いているつもりなどない。
でも私から見ると、息子の接し方はまるで赤ちゃんに暴力を振るっているように見える。
だから、息子の真似をして、赤ちゃんを叩いたら何かわかるんじゃないかって。

すると、私はとってもとっても悲しい気持ちになりました。
だって、赤ちゃんを叩くなんて、とっても辛かったから。

それで、ハッとしたのです。

息子も、赤ちゃんや弟、妹に意地悪をしている間、実はとっても辛かったんじゃないかって。

だから、今までは意地悪しちゃだめとしか言ってこなかった息子に、
「意地悪するって辛いんだね。今まで辛い思いをさせてきちゃったんだね。ごめんね。」
って伝えました。

そして、ブレインアップデートで教えていただいたことを思い返しました。

悪を切り捨てることはできない。
切っても切っても無くならないものを、なくそうとするから。
問題を作り続けてしまうことになる。

私が、
喧嘩はいけない
暴力はいけない
叩いちゃいけない
意地悪しちゃいけない

そう思い続けている。

それと同時に、

私はそんなことはしない。
私はいい子。
私はいい人。
私はいいお母さん。
私は常識がある。
私は普通。

そう思っていたいってこと。
それを人に認めてもらいたかったのかも。

だからそれを、外に示すためには、
息子が悪さをしてくれて、それを正しているという構図が、一番わかりやすかったのだと思う。

つまり、バイキンマンが悪さをしてくれて、
アンパンマンがパンチをする。

バイキンマンがいない時のアンパンマンは、悪い人ではないけれど、いい人を示すにはちょっと弱いかも。

このことに気づいて、息子に
今まで辛かったね。
でも、そんな悪者役を買ってくれるほど、あなたの魂は強かったんだね。
ママをアンパンマンにしてくれていてありがとう。

そう伝えました。

息子は、スッと落ち着きました。

私はもうアンパンマンをやらない。
正義のヒーローにならなくていい。

だから、バイキンマンはいらない。

息子が私を思ってくれていることを感じていたから。
ずっと、息子が伝えようとしてくれていることに気づきたいと思ってきたから。

まさか、私がバイキンマン役を欲しているなんて、思ってもいませんでした。

息子はそんな私の言葉にならない要求を察して演じてくれていたなんて。

宇宙の愛を息子に感じました。

本当に自分の思い通り。

私がアンパンマンになりたいと思ったからバイキンマンが現れた。

私がアンパンマンになろうとしなくなったら、バイキンマンはいなくなった。

簡単なことだった。

でも気づくまでに息子が生まれてから8年かかった。

アンパンマン卒業。バイキンマン、バイバイきーん^^

今気づいたばかりなので、今後息子がどう変化するか楽しみです。

とりあえず、私も、自分がアンパンマンやりすぎていたことに気づいたばかりなので、これからどうやってアンパンマンを手放していけるか、やってみます。

そして、私が、ブレインアップデートで教えていただいている「ニュートラル」「中庸」の状態に自分を整えていけるようになっていったら、息子もバイキンマンを演じるのをやめて、本来の自分を生き始めてくれると思います。

物事の良い面もそうでない面も、全てを丸ごと受け入れる。

私がそのことに気づくまで、息子の大きな愛の中にいられたこと。
感謝します。

人間関係は、イライラするし、怒ったり泣いたりするけど、こうやって気づける瞬間が来るなら、面白いですね。

また気づいたことを書き留めていきたいと思います。

最後に、このように考えられるようになったきっかけとなった「ブレインアップデート(田仲真治先生の講座)」は、私が受講していて、多くの人におすすめしたい学びです。

YouTubeやメルマガなどから試していただけることをおすすめします。

国際ブレインアップデート協会YouTubeチャンネル

国際ブレインアップデート協会

それでは、最後までお読みいただき、ありがとうございました。

追記:後日談

娘が保育園から帰ってきた姿を見て、ハッとしました。
髪を結び直してもらってきたようです。
朝の結び方と違ったから。

娘の髪型で気づいたこと

娘の髪型で気づいたこと

これを見て、思い浮かぶキャラクター…

私、子供の頃、「セーラームーン」よく見ていました。

セーラームーン

セーラームーン

この画像は、YouTubeのサムネイル画像をスクリーンショットしました。

すごくよく見ていたのと、私もこんな高めのツインテールにしていたのを、娘を見てハッと思い出しました。

私、正義の味方になろうとしていたから、息子が悪者役になってくれていたんだけど、アンパンマンじゃなくてセーラームーンだったのかも!

(ちなみに、前髪のふわっと広がる感じも、もしかしたら水牛じゃなくてこれかも!笑)

YouTubeでそのままいくつか、昔のセーラームーンを見てみました。
すごく懐かしい。
悪者が現れて、うさぎちゃんが変身して、戦って倒す。
正義のヒーローと悪者という構図は同じ。

もう一つ、幼少期の思い出で思い出したもの。

有言実行シスターズ シュシュトリアン

有言実行シスターズ シュシュトリアン

これもなぜかよく見ていました。

これも、この3姉妹が悪者をやっつける話です。

私の性格は真面目で、今も人から教わったものを真剣に聞くし、やってみようって思う性格です。

子供の頃なんて、もっと純粋だっただろうから、こういうテレビを見た幼い私は、よほど影響を受けただろうなと思いました。

「悪いことはしちゃいけない!」
「悪者はやっつけなければならない!」
「変身して、戦うの、かっこいい!」

こんな風に思って、ストーリーに入り込みすぎていたのではなかったかな。

それから、これらをYouTubeで見て懐かしんでいた時、思い出したこと。
ヒーローが悪と戦っている時って、「真剣な顔」か「怒っている顔」をしていること。

私、ぼーっとしている時とか、真剣に人の話を聞いている時の顔が、
「なんで私ってこんな怒った顔しているんだろう?」
という顔でした。

顔までコピーしてしまっていたのかな。

赤ちゃんて、ママが抱っこしている時、ママの顔を真似しますよね。
それかも。

真剣な顔、怒った顔で、悪者をやっつける。

この設定が、幼い私の中にすっかり入り込んで、大人になった今でも残っている。

子供にテレビを見せる時、入り込みすぎていないか気をつけよう…と思った経験でした。

そして、自分は、このキャラクターを脱ごうと思います。

ブレインアップデート 着ぐるみセッション

ブレインアップデート 着ぐるみセッション

着ぐるみセッション 結城浩美さん

着ぐるみセッション 結城浩美さん

着ぐるみセッションについてはこちらを見ていただくととても自分に活かせますのでおすすめ動画です。

世の中の、悪を見つけてやっつけるヒーローには、ならなくていい。
磁石の片方の極を切って無くそうとしても、切った瞬間また両極現れるから。

全ては陰陽両面が存在している。
その全てを受け入れて、統合する。

自分と他人を分離してきた。
良い悪いの二極化の考え方。

全ては一つ、の全体論の考え方。

そういえば、悪者が、なぜやっつけられていたのか。
悪者は、
「私たちの大いなる指導者にエナジーを送るための水晶を手に入れたい!手に入るまでは人間からエナジーを吸い取って、大いなる指導者に捧げよ!」
と言っていました。
あの悪者にとっては、価値観の優先順位が「大いなる指導者にエナジーを捧げること」であり、セーラームーンにとっては「人間を守ること」が価値の優先順位が高かった。

シュシュトリアンの悪者は、よくストーリーはわからなかったけれど、カメラを被った悪者が出てきていて、おそらく「人の写真を勝手に撮ってはいけない」という内容だったのかな?と思った。
悪者にとっての価値の優先順位は「好きな人の写真を撮りたい」で、シュシュトリアンの価値の優先順位は「写真を撮るのは許可をとってから」だったのかな?と思った。

大いなる指導者を大切にする気持ち。
人間を大切にする気持ち。
写真を撮りたいという自分の欲求を大切にする気持ち。
写真を勝手にとって欲しくないという気持ち。

こういう、人それぞれの「価値の優先順位」の違いが、戦いを生む。

これを、
「自分が絶対に正しい!」
「相手が絶対に間違っっている!」
と思うと、戦いになってしまう。

そう思っている自分がいるんだな。
相手を正したい自分もいるな。
でも相手を受け入れたい自分もいるな。

こうやって、自分の中の自分を一つ一つポーズロックに入れてゼロ化していく。

そうすると、自分が自分を丸ごと受け入れることができる。

自分を丸ごと受け入れると、気持ちがスッキリするし、穏やかになるし、楽しくなる。

発見の喜びに、今は満ちています。

以上、追記でした。

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