長くなって、読みにくくなってしまいましたが…
娘の手術、入院中の出来事についての出来事を書いておきます。
アニマルコミュニケーションでハイヤーセルフにつながることで、自分1人の思考では決めかねていたことの明確なアドバイスをもらうことができたように思います。
私にとってこのコミュニケーションができるようになったことが、子育てにおいてとっても大きな力になっています。
それでは、ここから、病院で書いた記事です。
娘が口蓋裂で生まれてきました。
口を開けると、上顎の奥の方が裂けていました。
(鳥の口の中のような感じに見えました)
上顎の奥の、柔らかい皮膚の部分が裂けている程度で、前の方(鼻の方、上唇の方)の軟骨の方は繋がっています。
おっぱいを吸うには力が弱く、哺乳瓶でミルクを飲ませました。
舌と上顎でしっかり吸えないため、口蓋裂児用の、弱い力で吸っても出るタイプのものを使いました。
それを使えば、ミルクはしっかり嚥下できたので、生まれてからの体重増加も順調でした。
口蓋裂があると、脳や心臓や体の他の部分の奇形も出やすいということで、出生後すぐにエコーなどで検査をしてもらいましたが、他に異常はないということでした。
体重が10kgになる頃で、発語が出始める前に、この口の穴を縫う手術ができるということを、お医者さんが提案して下さいました。
口蓋裂があっても、食べたり話したりして生きていくことはできるそうです。外国では、口蓋裂をそのままにして生きている方も多いそうです。
でも、食べ物が鼻にまわってしまうので、集団生活で食事をするようになると衛生面でいじめに遭ってしまうこともある、ということや、言葉を発する際、息が鼻に抜けるために発音できない音があったり、息が抜けたような話し方になってしまう、ということを教えて下さいました。だから、日本では、1歳前後で手術をするケースがほとんどだということです。
日本では、500人に1人くらいの割合で生まれるそうです。
口蓋裂は、日本では手術ができるお医者さんも多く、手術自体の件数も多いそうです。
口腔内の穴を塞ぐ手術の後、経過観察をして、発語訓練や、歯列矯正、必要があれば顔の整形手術なども診て下さるそうです。それらが保険診療でしていただけるそうです。
お医者さんは、当たり前のように、手術の話や、その後の経過事例などを話して下さいました。1歳になるまで、よく気にかけて下さり、子供とも、私たち親とも信頼関係を築くよう関わって下さいました。
ただ、自分の子供の手術となると、不安は大きいです。
このままでも生きていけるなら、生まれてきたままの姿で育てた方がいいのではないかとも思いました。
しかし、ミルクが鼻から出てくるくらいなら可愛かったのですが、離乳食が始まると、ご飯が結構鼻にまわってしまうようで、食事のたびに鼻を擦って、くしゃみをして、口からも鼻からも食べ物が出てきてしまうようになってきました。食事の後で遊んでいる時も、口を開けると鼻腔が見えて、食べ物が入ったままになっていたりしました。食べ物が鼻の方に回ったまま降りてこないというのは、衛生的に良くないような気がします。また、くしゃみの勢いで鼻の方に回ってしまった食べ物が、耳の方に入っているかもしれないとも思いました。
そのままにしておいた方がいいかなと思ったり、手術してあげた方が今後のためかなと思ったり、娘と過ごしながら考えました。
子供は、自分の体や名前や親などを、自分で選んで生まれてきているという情報も聞いていました。だからこの体も、もしかしたら娘が選んで生まれてきたのかな?と思いました。
そこで、アニマルコミュニケーションのお話の方法で、娘のハイヤーセルフに繋がれるかな?何かアドバイスが聞けるかな?と思って、お話ししてみることにしました。
娘のハイヤーセルフには、すぐ繋がれました。
娘の口蓋裂の手術って、受けさせてもいいのでしょうか?
でも、この子は、口蓋裂を持って生まれてきました。
その結果、産院のお医者さんがそれを見つけて下さり、総合病院のお医者さんに繋いで下さいました。そのお医者さんが、ここまでよく診て下さいました。
私はこれまでの3人の子育てでは経験しなかったことを、この子が初めて経験させてくれました。ミルクを飲ませたのもこの子が初めてで、そのおかげでパパも授乳体験ができました。
この子が口蓋裂で生まれてきてくれたからこそ、今こうやってたくさんの方と成長を見守る経験ができていますし、初めてのこともたくさん経験しています。
これからもし、入院するとか、手術をするとか、ということになれば、それだって私たち親にとって初めての経験です。この子が口蓋裂を持って生まれてきてくれたからこそできる体験です。
それに、手術をして下さる方向で多くの方が準備をして下さっている中で、「しません」という選択をすることは、流れに逆らっているということになるという感じもします。
せっかく、日本に生まれ、こういうサポートを受けられるという状況なので、ここでできる体験を精一杯感じてみようと思っています。
手術をしたら、口蓋裂を持たずに生まれてきた子と同じように育ちます。口蓋裂があるまま育てば、例えばいじめられたり、苦労することもあるでしょう。でもそのおかげの恩恵もあります。この子はそれを選択することもできるのです。
手術をするということは、いじめられたり、口での苦労をしないということなので、その経験はできない、そういう面での成長はできない、ということになりますよ。
なるほど。確かに、検査や手術に関して、言われるがまま流されていたとも思います。
このまま成長することで生きられる人生、手術することで得られる経験、どちらにしても用意されている道。自分の意思で選択しますね。
となると、私がもし娘の立場だったら、手術できる時にしておいてもらった方がありがたいかなと思いうので、手術してもらうことを選びます。
食べ物は鼻に回らない方が快適です。友達と食事をしている時も、綺麗に快適に食べられた方が気持ちいいです。喋り方だって、鼻から息が抜けたような話し方と、普通の話し方を選択できるなら、普通に話せるようにしてもらった方がありがたいかなと思います。
手術のしようがない、どうしようもできなかったというなら仕方ないかもしれませんが、この子の場合は、手術ができる状態であり、環境です。それを、親の考えで拒否したというのは、もし私だったら、「できる時にしておいてよ!」と言うかなと思いました。
そして、こうやってしっかり考えた上での選択なので、「この子が口蓋裂で生まれてきてくれたからこそ経験できること」に感謝して味わいます。
こうして、娘のハイヤーセルフとしっかり対話することができ、手術しないとどんな人生になるのか、どんな恩恵があるのかを考えられました。そして、手術することによって、どんな人生になるのかも同じだけ考えることができました。
手術を受ける選択を、自分で選ぶことができました。
この対話をしたことの恩恵を、早速感じる出来事が続きました。
まず、娘は、手術を受けるための検査を嫌がりました。
体にいろいろセンサーをつけられるのを、身を捩って嫌がります。
病院では、見た目が元気そうで異常なさそうでも、全て数値でデータが必要なようです。
熱、心電図、酸素、血圧、いろいろなデータが何度も測定されます。
娘は、くすぐったいのか、違和感があるのか、みんな嫌がります。
看護師さんやお医者さんは、声掛けを工夫して下さったり、測定器具を変えて下さったり、いろいろ工夫して下さいました。
この時私が感じていたことは、最初に娘は手術を拒否していたことでした。
手術をしない選択をして生まれてきているから、この抵抗は想定内、と思いました。
それでも、私は親として、娘に口蓋裂のない人生を選択しようと決めていたので、娘の気持ちも汲みつつ、看護師さんやお医者さんへの協力もしようと思って関わりました。
もし、流されるまま、選択を心に決めないまま手術に望んでいたとしたら、嫌がる娘に無理やり検査をしようとする病院の方針に嫌悪感を抱いたかもしれません。医療の現場で、実態にそぐわないなと感じることもありましたが、今の医療体制ではこういうやり方になっているということを肌で体験できました。
ゴットハンドの先生が一人で治して下さるという状況ではなく、多くの看護師さん、お医者さんが関わって下さるので、こういうデータもここでは必要ということかなと思いました。
そんな中でしたので、娘にできるだけ無理のないように、また、病院として必要な手続きに協力できるようにと思って、私も自分ごととして質問したり提案したりしながら進めさせていただくことができました。
これまでの自分は、他人軸で言われたことをそのまま受け入れてきました。なぜこれが必要なのかや、他のやり方ができるかの相談はせず、自分を我慢させることが多かったように思います。
実際、さまざまな検査も、どれくらいの時間がかかるのかを聞くだけで、それなら寝ている間にお願いしようとか、遊ばせている間にお願いできるかとか、相談、コミュニケーションを図りながらできました。使う薬も、どんな状況になったら使う、今はこんな状況だから使わなくていい、という選択ができました。
手術前、手術中、手術後も、娘のハイヤーセルフや自分のハイヤーセルフと瞑想でコミュニケーションをとっていました。
娘のハイヤーセルフは、手術する予定で人生を選択してきていないということで、どうなるかの不安があった様子でした。娘のそばで見守っていてくれていて、サポートして下さっていたようでした。
手術が終わると、安心した様子でした。そして、「この手術を受けたことで、この子は多くの人に貢献できた」と話して下さいました。
私は「多くの方に助けていただいた」と思って感謝していたところでした。
でも「この子が、例えばいろいろなデータが取れなくて、たくさんの人がいろいろ工夫して関わってくれたことが、今後の同じような子たちへの貢献になる」と教えていただいたり、何より私たち親に、成長の機会をくれたという貢献になったことを教えて下さいました。
手術が終わって、しばらくは娘はぐずっていました。
普段子供がぐずると、私は、可哀想で自分も苦しくなってしまっていました。
でも今回は、「地球に生きていて、肉体を持っているからこそ味わえる瞬間。どんな感覚や感情もよく味わって」と教えていただいたので、そうだなと思え、じっくり味わいました。
体勢を変えたり、抱っこしたり、声掛けしたりしながら、娘がしっかり休めるようそばにいました。
娘の回復は順調で、お医者さんに「120点!」と言われるほどでした。口腔内の手術でしたが、その日のうちに飲食もできるようになり、睡眠も取れていました。
今まで、自分軸で選択することがなかったときは、周りの期待に応えようとして自分が苦しくなってしまっていました。
今回は、自分でしっかり選択したおかげで、どんな状況にも柔軟に自然体で対応できました。
このような経験をさせてくれた娘に感謝です。
また、日本に生まれて、このような体験が安全な中でさせていただけたことにも感謝です。
アニマルコミュニケーションを身につけて、ハイヤーセルフとお話しする方法を学べたことにも感謝です。
ブレインアップデートを学んで、自分で選択すること、自然体で柔軟に対応すること、愛と感謝以外は全て幻想であることを学べていたことにも、本当に感謝です。
貴重な体験をさせていただいたことを、記事にしておくことができました。
ここまでお読みいただいた方がいらっしゃいましたら、ありがとうございました。
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