佐藤美那
4人の子育てをしながら、農業をしていました。日々のイライラNI耐えるのが苦しくなり、ブレインアップデートを学びました。脳と心と体をアップデートしたことで、日々イライラを手放すことができるようになりました。
今は、大好きな動物の勉強も始めることができ、アニマルコミュニケーションもできるようになりました。
このブログでは、イライラを手放して楽しく生きられるようになってきた私の方法を記録しています。

北海道車旅 歴史の重さが初めて感じられ

歴史の重さ

歴史の勉強に興味が持てなかったけど、自分で工夫して旅をしてみたら、先人の偉大さが突然わかって、急に歴史の重さを感じることができました。

中学生の時、歴史の授業が面白くないなと思っていました。
教科書を読んで、先生が大事だと言った文章にマーカーで線を引く。
西暦何年に何という人が何をしたのかを覚える。
なんだかその出来事が全然ピンとこなくて、全然覚えられなくて。
面白くないなって。この勉強。

でも今回、北海道を一周車で回ってきて、最後に函館に来た時、突然、歴史的な建造物を見て、感動のような感情が湧き上がってきました。

北海道外周車旅をしてきました。

きっかけは、なんとなく北海道に行ってみたい、という、自分の中の湧き上がる気持ちを叶えてあげようと思ったこと。

無事フェリーで北海道に渡れたが、そのあとのことは考えていなかった。

北海道に行ってみたい、と思って、北海道に渡ってこられた。
正直、これでも十分満足だった。
やった!夢が叶った!

このまま帰ってもいいくらい満足だった。

でも、交通費をかけてきたことを思って、せっかくだから北海道を楽しんでいこうと思った。

それで次にやりたいことを考えた結果…

観光地や有名なところを回ろうとはあまり思わなかった。

そうだ。
北海道って、独特な形をしているから…
本当にあの形をしているのか、ぐるーっと海沿いを回ってきてみようかなって。

車の運転席が右側なので、運転席から海がずっと見えるように、右回りで回ってみようと。

それでは、函館を出発。

朝はよく霧が出た。
景色がよく見えないこともよくあった。
夜も景色が見えない。
天気がいいと、海沿いの道はとても気持ちよかった。
街と街の間は、これぞ北海道というような、まーっすぐながーい道。

寝るのは、道の駅に車を停めて車中泊。
街ではガソリンをこまめに補充。
スーパーマーケットがあったらお弁当やお惣菜を買ってごはん。
北海道のコンビニ、セイコーマートも、北海道ならではのごはんが買えて楽しかった。

食べて、走って、寝て、起きて、走って、食べて。
途中、子供達がドライブに飽きてくると、公園とか、体を動かして遊べる場所に車を停めて休憩。
遊具で遊んだり、バラ園でバラの鑑賞を楽しんだり。
小さな島に渡れるフェリー乗り場があったから、寄ってみたり。
足湯に入ったり、温泉に入ったり。
アイスとか、カフェオレとかもドライブのお供に楽しんだ。

子供に聞かれたのは、「まだ着かないのか?」

まだ着かないというか、私としては、走っている今この瞬間がゴールし続けているようなものだった。
北海道に行ってみたいと思って、くることができた。
だから、今走れていることはおまけというか、全部お楽しみだった。
誰に強制されたわけでもない。
やらなきゃいけないことは何もない。
景色を楽しんで、走っている時間を楽しんで。
食べんることを楽しんで。
気候が良かったせいか、ずっと楽しいばっかりだった。

ただ…
ずっと、緊張感が、実はあった。
車は軽自動車。
4歳と1歳の子供を連れて。
北海道も、札幌とか小樽とかの大きな都市は人もたくさんいるだろうけど、北の方とかって、どんな場所なんだろうって。
私が1人で車で行って、本当に大丈夫なのかな?って。

車で旅行するにしても、夫と一緒にとか、それ以前は親が連れていってくれるとかって。
自分1人で自分の行動に責任を持って何かをするって、ほとんどしたことがなかったから。

ごはんちゃんと調達できるかなとか。
ガソリンちゃんと補充しながら進めるかなとか。
車はパンクしないかなとか。
熊に会わないかなとか。
子供が怪我や病気したら、すぐ対処しないととか。

ドキドキしながらも、雄大な景色、綺麗な海の景色、朝日や夕陽、動物など、毎日感動することが多かった。

綺麗だなーとか。
気持ちいいー!とか。
鹿が走っていたり。
狐も見たり。
大きな蕗と虎杖、ハマナスも綺麗。
エゾカンゾウかな、あとは、謎の大きな花とか。
ハヤブサか?!とか。
あ、多分タンチョウもいたんじゃないかな。

なんとか岬とか、なんとか漁港とか見ると、寄ってみて、地図見て、ここがこの尖ったところか、とか思って、そういうのが楽しかった。

オホーツク海の横を通ってるのがすごく感動した。
まさかここを自分の車で走れるなんて。
今は6月でとっても気持ちのいい気候。
それが冬になると流氷がくるんだなって。
冬ここで暮らしている人がいるんだなって。

昆布の漁をしている人を見た。
すごいなあ。私はドライブして遊んでいる間にも、こうやって一生懸命働いてくれている人がいるんだなと思った。
道路の草刈りをしている人もたくさん見た。
私がこんなに気持ちよくドライブできるのは、こうやって働いてくれている人のおかげなんだなって思った。
牧場には牛や馬がたくさんいた。
広い広い牧草地で、牧草を刈り取っている人もいた。
何往復くらいするのかなとか、一日中トラクターに乗ってるのかな?とか思った。
それにしても大きなトラクター。大きなダンプトラック。

今の自分と全然違う環境で暮らしている人たち。
北海道に限ったことではないと思うけど。
でも北海道の冬の寒さはとっても厳しいだろうし。
広さは本州ではなかなか見ない規模だと思うから。

ここで暮らしている人たちは、これが常識なんだろうなって。
大きな機械を毎日動かしていると、性格もおおらかになるかなって思ったり。
地名が独特だから、東京に出たりしたら、出身地の名前を教えたら友達が喜びそうだなとか思ったり。

こうやって、楽しく、また、感動しながら車で走っていたから。
途中途中で寄る街では、
「あの漁師さんたちが頑張ってくれたやつだ〜!」と思って、昆布やホタテを買ったり。
「あの広いところで暮らしている牛さん!」と思って、アイス食べたりキャラメル買ったり。
そう思ってお土産が増えて増えていった。

大満足大満足で、ぐるーっと回ってきた。

途中、教えてもらったから、豊富温泉とかトナカイ牧場とかはちょっと海沿いから内陸に寄り道した。
あとは、留萌からまた内陸に曲がって、旭川、美瑛、富良野。

観光地は特に、なんて言ってたけど、自分で好き勝手走り回ったら、楽しくて楽しくて。
観光バスで連れていってもらうとか、家族に連れていってもらうと自由もきかないから、それも良かった。
いい時期にいい景色が見られた。
楽しかった。

それで、富良野から、どうしようかなと思ったけど、せっかくここまで海沿いをぐるっと走ってきたから、最後まで「北海道の形」の検証で走りたいなと思って、また海沿いに戻った。

ここまでで、ほど2週間。
少し疲れてきたような気もした。
なんと言っても、アニコミの授業がままならないのがいちばんのストレスだったから…
ちゃんとやることはやりたかったのに。
できると思ったのに。
ちゃんと大きな街で車停めて、電波のテストもして、準備したけど、いざ始まってみたら電波が弱かったのか、スマホに負荷が大きかったのか、持たなかった。
だから、次のzoomの授業には家に帰ろうと思った。

それで、最後の、北海道のイルカの尻尾みたいなところは、ちょっと疲れ気味だったのでブーンと走って、函館へ。

フェリーの午後便に間に合うかと思ったけどちょっと無理だった。
函館で思いの外時間ができたから、初日見てこなかった函館を最後に楽しんだ。

立待岬で休んで、明け方函館山に車で。
ここに、伊能忠敬の記念碑のようなものがあった。

函館山 伊能忠敬

函館山 伊能忠敬

曇るって書いてある。
そうそう、襟裳岬とか、摩周湖とか、霧で全然見えなかったなあって思った。
夜も測量って。
稚内で夜過ごした時、すこい雨と風で怖かったんだよなって。
私は整備された綺麗な道路を走って回ってきた。
しかも、快適な車で。
伊能さんは、徒歩で、どうやって回ってきたんだろうって思った。
海沿いだから、風が強い時も絶対あったはず。
藪の中、靴も今とは違うだろうし。
草で腕切ったりとかしたかなとか。
毎日宿に泊まれてたのかな?野宿してたのか?とか。

自分が、こんな快適で自由気ままな旅をしてきたら、伊能さんがすごかったんだろうなって、初めて思った。

あ、宗谷岬で、間宮林蔵の像見た時も思ったんだった。
北海道の端っこで、さらにその先を旅してみたいって、思ったんだろうなって。
私も「北海道に行ってみたい」って思ったんだから、間宮さんもおんなじように「この先に行ってみたい」って思ったんだろうなって。

冒頭に、歴史に興味が持てなかったって書いたけど、北海道一周回ってみて、突然、歴史の重みを感じた瞬間があった。

あ、苫前というところで、熊が人を襲った歴史も知った。
開拓に来ていた人間を、熊が襲ってしまったことがあったらしい。
妊娠している女性だったそう。
その話を道の駅で読んだあと、出発してすぐ、歩道を散歩している親子を見た。
今ここに熊が出てきて、襲われたら、なんて思ったら、さっきの話が全然人事とは思えなくて、本当に怖かった。
あの親子が無事でいてくれて良かったなんて、不思議なくらい思った。
今までだったら全くそんな感情にならなかった。
他人に興味なかったし、自分の命にもあまり興味持てなかったから。
でも、車で走ってて、本当に動物にはたくさん出会ったし、クマに注意の看板もたくさん見ていたから。
無事旅が終えられて、ホッとしたし、子供たちも元気に家に連れて帰れるからそれも本当にホッとしたし。

だから、なんだか、今まではみんなに守ってもらっていたから、平和ボケしすぎていただけなのかもって思った。
歴史上の人たちが、みんなそれぞれ頑張ってきたから。
どんどん快適になっていった。

みんな、怖い思いしてきたんだろうな。
どうしようって、本気で頭を悩ませて、乗り越えたこともあったんだろうなって。
すごいなって。
でもそんな思いしてまで開拓した北海道は、すごく綺麗な景色が見られ、気持ちいい気候で。
こられて良かった。
たくさんの人が来られるようになって良かった。

ありがとうって思った。

フェリーに乗って、函館を出て、大間に戻ってきた。
大間では、来るとき食べられなかったマグロを食べたかった。
とっても美味しくて、元気になった。

それで、あとはナビで家を設定して、ビューンと帰った。

車さんか、神様か、わからないけど、私のドライブの好みを覚えてくれたのかな。
経由地も入れてないのに、素敵なところを案内してもらった。
奥入瀬渓谷。
走っていたら突然森の中の道みたいなところを通っていて、豊かな水量の川があった。
すごく綺麗、すごくすごく気持ちいい。
窓を開けて走った。

夏休みには、四国に車で行こうと思っていたけど、変更で、子供達と自転車を積んでここにきてみようと思った。
木陰で渓谷で涼しそう、気持ちよさそう。車で走り抜けてしまうのは勿体無い。

それで、あとは秋田をブーンと抜けて、日曜日の夜には家に着いた。

北海道、行けて良かった。
自分で車で自由気ままに走り回った。
気になるところは、戻ったり。
尖ったところはできるだけ海沿いを。
気になるお土産は全部買って。
昆布とか。ハスカップとか。
ホタテとか。
なんとか牧場の牛乳を使ったアイスも食べた。
あずきのあんこのおやつも美味しかった。
セコマの店員さんとか、根室で花咲蟹食べさせてくれたおじさんとか、優しい人もたくさん出会った。

帰ってから、お土産をちょっとずつちょっとずつ楽しんでる。
利尻昆布のお醤油が美味しい。
北海道限定のガラナを飲み比べしてみたり。味が違って面白かった。
ラベンダーラムネはラベンダー色で綺麗で楽しかった。
流氷あめは青くて綺麗。子供達は本当の氷だと思ったみたいで面白かった。
あちこちでもらってきたパンフレットも披露。
すごいよね、馬に乗れる道の駅があるらしいねとか。

いろんな方面で、人生観が変わる旅でした。

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